2024年第3回サステナビリティ戦略ワーキンググループにてWorkshopを開催

2024年7月17日
  • BSR Staff

BSRでは、2020年に日本のメンバー企業向けにサステナビリティ戦略ワーキンググループを設立しました。現在、ヘルスケア、テクノロジー、食品、化学、サービス等多様な業種から、11社に参加いただいています。ステークホルダーとのエンゲージメント、インパクト向上の取り組み、レポーティング、ガバナンス等のトピックを取り上げ、サステナビリティ戦略を企業戦略の中核に組み込むことを支援しています。2024年7月には対面の会議を開催し、約20名の方に参加いただきました。

Photos from the workshop

第1部のフューチャー・トレンド・ワークショップでは、将来、企業が直面しうるエマージング課題についてトレンド分析を行いました。カーボンプライシングや今秋の米大統領選挙等の不確実性の高いトレンドがビジネス環境をどのように変化させ、自社の事業にどのような影響を与えるのか。また、企業としてどのように対応していくのか。様々なアイディアを出し、考えられる方策についてグループごとに議論しました。

第2部では、温室効果ガス(GHG)スコープ3の排出削減に向けたサプライヤー・エンゲージメントに関して、メンバー企業間の意見交換をおこないました。グループで実務上の課題や対応方法について話し合っていただき、中でも良い取り組みと思われたものは参加者全体に共有していただきました。

最後に、BSRアソシエイト・ディレクターの金谷より、サステナビリティ政策や業界イニシアティブの動向について解説を行いました。例えば、来年から開示が始まるEU企業サステナビリティ報告指令(CSRD)は、EU加盟国での国内法制化が進んでいます。日本企業でも、EU域内の子会社が開示義務の対象となる場合やEU域内での事業規模が一定の基準を超える場合には、順次対応が求められるため、関心が高まっています。

サステナビリティ戦略ワーキンググループでは、サステナビリティ政策の動向を学ぶだけでなく、参加者同士で情報共有を行うネットワーキングの場としても活用いただいています。BSRはこうした場の提供を通じて、情報共有や企業間の活発な意見交換を推進しています。

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